ご覧いただきましてありがとうございます。
このブログでは私がCIDPを発症してから寛解していくまでのいろんなことを綴っております。
基本的には当時の日記を元に書き直しているので最新の情報ではないこともあります。
そしてこれは私個人の体験談であり一般的な医療情報にとどまることをご承知おきください。
病気の性質上、症状、治療方法、経過などは一人ひとり違います。
治療や症状についての具体的なことは、必ず主治医とご相談ください。
2012年2月8日、そして2月21日には造影剤を使った頸椎MRI検査を受けました。
首の状態、つまり頸椎のどこの神経が圧迫されているかによっても手の痺れが生じることがある、と医師から説明を受け、この検査が必要だと告げられたのです。
MRI検査について、詳しくは大阪医療センター様のウェブサイトなどで情報を得ました。
* MRI検査について – 大阪医療センター
機械の仕組みなど、専門的なことは正直ちっとも分かりません。
簡単に言えば、磁気を使って身体の内部を撮影する「輪切り写真」のようなもの、と理解していました。
造影剤は、腫瘍などに反応するのでより詳しく撮影できると説明を受け、当時は「自分の体の中が見られるっておもしろそう!」くらいの、少し浮かれた気持ちで検査に挑んだのを覚えています。
MRI検査ってこんな感じ! 私の「リアルな感想」
実際にMRI検査を受けてみて、いくつか印象に残ったことがあります。
もしかしたら、これから検査を受ける方の参考になるかもしれません。
1. 金属は厳禁!「すっぴんメガネ」に涙目
MRIは磁気を使うため、金属類は一切NGです。
アクセサリーはもちろん、下着のワイヤーもダメ。
意外だったのは、化粧品にも金属が含まれていることがあるので、原則的にメイクもNGだったこと。
普段はメイクにコンタクトですが、すっぴんメガネで外出することになり、恥ずかしさで内心ちょっと涙目でした(笑)。
余談ですが、最近は気軽にタトゥーを入れる方もいますよね。
「医療機器に対応できる染料を使っていますよ」と言われたとしても、こういう時、いちいち確認したり同意書を書いたり、結構面倒なのでは?と感じました。
自分の子どもには「将来困るかもしれないから、やめとけ〜」って言おう、と心に誓った出来事でもあります。
2. 狭い空間での 「呼吸の練習」
細いベッドに仰向けになり、身体が動かないようにバンドで固定されます。
そのまま、まるで筒のような機器の中を通っていくんです。
閉所恐怖症の方には、かなり厳しい空間かもしれません。
「できるだけ呼吸時に胸も動かさないでくださいね〜」と指示があった時は、「いやいや、動くでしょ!」と心の中でツッコミました。
ドキドキしている状態だし、呼吸はどうしても胸が動いちゃいますよね。
あとは、こんなに狭い空間だと、体格のいいお相撲さんとかはどうするんだろう?と、なぜか妙な疑問が湧いてきたりもしました。
3. とにかく「うるさい!」音の衝撃
そして何より強烈だったのが、その騒音です!
私個人の表現としては、頭の中が洗濯機で「ザバンザバン」と洗われ、脱水機で「ガコンガコン」としぼられたような感じでした(痛みや衝撃は全くありません。あくまでも騒音のイメージです)。
K大学病院では耳栓をした上にヘッドホンでクラシック音楽を流してくれたのですが、残念ながら全てかき消されてしまうほどの音量でした。
驚いたのは、後に受けるKO大学病院では、耳栓もヘッドホンすらも無しだったこと。
あの時はもう、ある意味「無の境地」に到達できる ような体験でした。
「気分が悪くなったりしたらブザーでお知らせください」と、ナースコールのようなブザーを握らされるのですが、
この騒音で気分が悪くなったとしても、「うるさい」という理由で押してはいけないんだろうな、と考えていました。
まとめ
MRI検査は、正確な診断のためにとても大切な検査です。
もしこれからMRI検査を受ける予定で、不安を感じている方がいたら、私の体験談が少しでも心の準備に役立てば嬉しいです。
Wrote this articleこの記事を書いた人

にゃこりん 女性
2011年9月発症、2013年5月CIDPと診断。2021年10月Ivig終了。2022年7月寛解。2024年11月通院卒業。治療期間8年、発症から卒業までは13年。CIDPになって失ったもの、残っていたもの、新しく手に入れたもの……私の一部となったCIDPとともに、これからも私らしく生きていく。