ほんとうはMRI検査の記事の前に載せるつもりでしたが、
タイミングを間違ってしまいました。
ご覧いただきましてありがとうございます。
このブログでは私がCIDPを発症してから寛解していくまでのいろんなことを綴っております。
基本的には当時の日記を元に書き直しているので最新の情報ではないこともあります。
そしてこれは私個人の体験談であり一般的な医療情報にとどまることをご承知おきください。
病気の性質上、症状、治療方法、経過などは一人ひとり違います。
治療や症状についての具体的なことは、必ず主治医とご相談ください。
「筋電図検査」という言葉を初めて聞いた時、正直どんな検査なのか全く想像がつきませんでした。
2012年当時、私は筋電図検査についてWikipediaで調べた記憶があります。
今回(2025年)改めて検索してみて、より詳細で分かりやすかったからだマガジン様の記事も参考になりますので、リンクを貼っておきますね。
筋電図検査(神経伝導検査)にはいくつかの種類があるようですが、私が受けたのは「表面筋電図」と呼ばれるものであったかと思います。
初めての筋電図検査:腕の検査編
私が初めて筋電図検査を受けたのは、「手根管症候群ではないか?」という可能性があったため、主に肘から先を調べました。
検査は、ベッドに横になった状態で、まず指先や手のひらに小さなセンサーのようなものをペタペタと貼っていくことから始まります。
そして、神経の経路に沿って、手首や肘のあたりから電気を流し、神経の伝わり方を調べていくんです。
電気の強さは「弱」から始まり、徐々に「強」へ。
何ヶ所か電気を流して調べていくのですが、検査技師さんがその都度
「ちょっとビクッとしますよ〜」
「ちょっと強めにいきますね。ごめんなさ〜い」
と、優しく声をかけてくれたのが印象的でした。
私はどちらかというと鈍感なのか、正直「痛い!」と感じることはあまりなかったです。
むしろ、電気の刺激が心地よくて、ボーッとして眠くなってしまうことの方が多かったくらいです。
予定外の「足の検査」と衝撃
初回の腕の検査を受けた頃には、すでに左足のすねにも痺れが出始めていました。
そこで、急遽予定にはなかった足の検査も追加でしてもらうことになったんです。
これが、腕とはまた違いました。
足は、腕よりも「痛い!」と感じる場面が多かったです。
神経が太いからなのか、それとも筋肉が大きいからなのか、理由は分かりませんが、アキレス腱のあたりやひざ裏など、強めの電気が来ると「ドガン!」と響くような衝撃がありました。
低周波治療器のようなイメージだったので、思わず技師さんに「これ、肩こりにも効きますか?」と尋ねてみました。
すると、「よく言われるんですけど、仕組みが全然違うので肩こりには…(苦笑)」と教えていただきました。
ちょっと期待していただけに、残念!と思ったのを覚えています。
検査を受ける際の注意点 ~私の体験では
筋電図検査を受ける際は、神経の経路である肘や肩、あるいは太ももや股関節あたりから電気を流すことになるので、袖や裾がまくりやすい衣服が良いと思います。
のちに一度、診察から急遽検査をしようとなったときに、スキニータイプのジーパンを履いていたため、検査前に脱がなければいけないことがありました。
これはちょっと手間なので、ゆったりした服装がおすすめです。
また、手足が冷えていると神経の反応が弱いのか、湯たんぽのようなもので温めていただいたり、軽い布団をかけていただいたりしたのを覚えています。
検査後、なんとなく電気が伝わった神経がジンジンと痛むような気もしますが、いつの間にか翌日には治まっているのでご安心くださいね。
Wrote this articleこの記事を書いた人

にゃこりん 女性
2011年9月発症、2013年5月CIDPと診断。2021年10月Ivig終了。2022年7月寛解。2024年11月通院卒業。治療期間8年、発症から卒業までは13年。CIDPになって失ったもの、残っていたもの、新しく手に入れたもの……私の一部となったCIDPとともに、これからも私らしく生きていく。