ご覧いただきましてありがとうございます。
このブログでは私がCIDPを発症してから寛解していくまでのいろんなことを綴っております。
基本的には当時の日記を元に書き直しているので最新の情報ではないこともあります。
そしてこれは私個人の体験談であり一般的な医療情報にとどまることをご承知おきください。
病気の性質上、症状、治療方法、経過などは一人ひとり違います。
治療や症状についての具体的なことは、必ず主治医とご相談ください。
GW帰省
ゴールデンウィークに実家へ帰省したとき、はじめて両親に「実は、手のしびれが続いているんだ」と打ち明けてみました。
この歳で親に心配をかけるのは気が引けましたが、でも、もしかしたら「私もそんなことあったよ」なんて話が聞けたら、少しは安心できるかなと思ったんです。
実際、母からは「四十も近くなると、血の巡りが悪くなるとか身体にもいろいろ出てくるからね」と言われて、それもそうかと納得して少し肩の力が抜けました。
改めて、母は人生の良き先輩だなと感じた瞬間でした。
とは言え、自宅に戻っても身体の状態は良くなる気配がなく、気づけば気力も失われ、私はどんどん引きこもりがちになっていきました。
喫煙習慣との決別
私はそれまで、1日15本ほどのタバコを吸う「喫煙者」でした。
妊娠出産を機に飲酒の習慣はやめられましたが、タバコだけは一生やめられないだろうと、本気で思っていたくらいです。
ところがここ数ヶ月、タバコを持つ指に力が入らず、1本を吸い終わる前に指先から落としてしまうことが増えてきました。
指で挟んでいられないのです。
立ちくらみや不整脈もあり、「これはもう、吸ってる場合じゃないのかも」と思うように。
さすがに、もうこうなると、ですね。
「がんばって吸わなくてもいいじゃん」と、自分でも不思議なほど素直に思えるようになり、2012年5月29日からきっぱりと禁煙しました。
最初の1週間ほどは禁断症状のようにイライラしたりもしましたが、
「この変な症状がいつか治まったら、またいつでも吸ってやる!」
と心の中で開き直っていたおかげか、意外とあっさりと禁煙できてしまいました。
「吸ってやる」と思っている時点で間違っているのかもしれませんが(笑)。
そして、予想はしていましたが、予想以上に体重が3〜4kgも一気に増加してしまい、それはそれで「ああ、どうしよう!」と頭を抱えました。
身体の不調と、MRIでの「発見」
6月に入ると、両足が重だるくなり、腰痛や頭痛も続くなど、日常生活を送るのがしんどくなるほどで、引きこもり状態がさらに加速していきました。
そんな中、6月28日にK大学病院の整形外科を受診。
いつものように症状の確認が行われ、医師が2月8日に撮影したMRI画像を改めて見直していたんです。
「ん……?」
先生の声のトーンが変わりました。
第5胸椎のあたりに“白い影”のような嚢胞 が映っているのを発見したのです。
それまでの診察とは打って変わり、診察室の空気が急に張りつめて、看護師さんたちもバタバタと動き始めました。
何が起こっているのか、私にはすぐに理解できませんでした。
その日のうちに「6月30日、胸部MRIを追加で撮りましょう」と決定。
急に現実が動き出した気がして、ただ呆然としていたのを覚えています。
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症状の悪化と、健康診断の結果に感じた不安
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Wrote this articleこの記事を書いた人

にゃこりん 女性
2011年9月発症、2013年5月CIDPと診断。2021年10月Ivig終了。2022年7月寛解。2024年11月通院卒業。治療期間8年、発症から卒業までは13年。CIDPになって失ったもの、残っていたもの、新しく手に入れたもの……私の一部となったCIDPとともに、これからも私らしく生きていく。