ご覧いただきましてありがとうございます。
このブログでは私がCIDPを発症してから寛解していくまでのいろんなことを綴っております。
基本的には当時の日記を元に書き直しているので最新の情報ではないこともあります。
そしてこれは私個人の体験談であり一般的な医療情報にとどまることをご承知おきください。
病気の性質上、症状、治療方法、経過などは一人ひとり違います。
治療や症状についての具体的なことは、必ず主治医とご相談ください。
2012年4月11日、K大学病院の整形外科を受診しました。
診察では、広がり続ける症状について確認が行われました。
- 両手全体: 常にビリビリと痺れが強まり、何を触っても質感(ツルツルかザラザラかなど)が分からない。握力も弱まっている。
- 両肘から先: 疲れやすく、重だるい感覚。重いものが持てない(牛乳1本を持ち帰るのもつらい)
- 両膝下すね側: 痺れ(サワサワする感じ)
- 両足首、かかと: 時々痛む
私自身は症状がじわじわと広がっていくように感じていて、正直、不安が募るばかりでした。
医師も原因の特定には至らず経過観察ということで、相変わらずメチコバールとリリカが処方されました。
私が服用していた薬について:メチコバールとリリカ
ここで、当時私が服用していたメチコバールとリリカについて、医師から説明を受けたり、自分で調べたりした内容を簡単にご紹介します。
◆ メチコバール錠500㎍(一般名:メコバラミン)
ビタミンB12の一種で、末梢神経の修復を助ける目的で処方されることが多いお薬です。
神経の再生や、情報伝達を担う「髄鞘(ずいしょう)」の形成をサポートし、しびれや痛みの軽減が期待されます。
神経の過剰な興奮を抑えることで、痛みの信号を鎮めてくれる薬です。
通常、神経障害性疼痛や線維筋痛症(せんいけんつうしょう)に伴う痛みの治療に用いられます。
※副作用や使用上の注意については、医師や薬剤師の説明をよく聞いてください。
6年ぶりの健康診断で見えた「からだの今」
そんな不安を抱える中、4月17日には別のS病院で6年ぶりの健康診断を受けました。
恥ずかしながら、数値的に引っかかったところを挙げさせていただきます。
- 総コレステロール:244
- LDLコレステロール:169 → いわゆる「悪玉コレステロール」が、年齢の割に増えてきている。
- 膠質TTT:10.9
- 好中球:59.8
- 心電図(四肢・胸部):低電位
- 炎症反応 → リウマチなどで数値が高くなるそう。
- 十二指腸潰瘍瘢痕あり(自覚症状なし)
- 乳房:乳腺症・石灰化あり → 後日、マンモグラフィーと細胞診を受け、要経過観察となる。
- 握力:右/20kg、左/10kg
6年前は何も引っかからなかったのに……。
これは年齢(当時38歳)のせいなのだろうか?
それとも、これらの数値と痺れなどの今の症状に何か関係はあるのか?
と、いろいろな不安がよぎりました。
特に、握力がまた下がっていることに、大きなショックを受けました。
立ちっぱなし、歩きっぱなしの苦痛
4月29日には、6時間ほど立ちっぱなし、歩きっぱなしという日がありました。
すると、膝下から足にかけて痛みとだるさがひどく、歩くのが辛くてたまりませんでした。
身体が思うように動かないこと、そして次々と現れる症状に、心が休まる暇がありませんでした。
大切なこと:もし不安を感じたら
ここでご紹介している症状や薬の情報は、私個人の体験に基づくもの、および当時医師から説明を受けたり、自分で調べたりした一般的な内容です。
薬の作用、効果、副作用、服用方法は、個人の体質や他の薬との飲み合わせによって大きく異なります。また、健康診断の数値と症状の関連についても、素人判断は危険です。
もし、今あなたも同様の症状や健康状態に不安を感じている場合は、決して自己判断はせず、必ず主治医や専門の医療機関にご相談ください。 症状は人それぞれ異なり、適切な診断と治療を受けることが何よりも大切です。
Wrote this articleこの記事を書いた人

にゃこりん 女性
2011年9月発症、2013年5月CIDPと診断。2021年10月Ivig終了。2022年7月寛解。2024年11月通院卒業。治療期間8年、発症から卒業までは13年。CIDPになって失ったもの、残っていたもの、新しく手に入れたもの……私の一部となったCIDPとともに、これからも私らしく生きていく。