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ご覧いただきましてありがとうございます。

このブログでは私がCIDPを発症してから寛解していくまでのいろんなことを綴っております。

基本的には当時の日記を元に書き直しているので最新の情報ではないこともあります。

そしてこれは私個人の体験談であり一般的な医療情報にとどまることをご承知おきください。

病気の性質上、症状、治療方法、経過などは一人ひとり違います。

治療や症状についての具体的なことは、必ず主治医とご相談ください。





2012年7月に入ってからも、私の症状は悪化し続けていました。

・両手:痺れがさらに強まる

・両膝下:力が入りにくい

・下腹部・腰・臀部:痺れる時がある

・腰痛などがひどく、夜間何度も目覚めてしまう



K大学病院での新たな展開と、耳の異変



7月12日K大学病院へ、6月30日に受けた胸椎のMRI検査結果を聞きに行きました。

そこで医師から告げられたのは、

「例の白い影は脊髄空洞症(せきずいくうどうしょう)かもしれない」

という、これまでとは全く異なる病名の可能性でした。

突然のことに、頭の中が真っ白になったのを覚えています。

すぐに院内の脊髄専門医の予約が取られることになりました。



さらに、この頃から耳にも異変が。

そういえば、2011年の夏頃から、左耳の中が痺れるような感覚があったのですが、

この7月14日から本格的に耳鳴りや難聴がひどくなってきたのです。

たまらず、7月17日に別の耳鼻科を受診し、突発性難聴ということで薬を処方してもらいました。

こちらは薬のおかげか耳鳴りや難聴は治まったものの、耳の中が痺れている感覚は残っていました。



衝撃の「脊髄専門医」受診、そして紹介状



体は悲鳴を上げ続けていました。

・右の二の腕まで痺れ、脇の下がピリピリと痛む

・左膝からすねにかけては痛みがあり、触っても感覚が鈍い

・左肘の先はビリビリと痺れるような痛み

・そして、背骨まで痛むような気がする(気のせいであってほしい、と願っていました)





7月24日、K大学病院の脊髄専門医を受診。

この時はじめて主人が同行してくれました。

そこで告げられたのは、「脊髄空洞症や脊髄腫瘍(せきずいしゅよう)の疑いもある」という衝撃的な言葉でした。

脊髄に腫瘍なんて……。

あまりにも重い言葉に、言葉を失いました。



そして、紹介されたのが、KO大学病院でした。





7月25日には、背中が痛み、腰の痺れも強く感じるように。

日を追うごとに、症状は全身へと広がっていくようでした。

Wrote this articleこの記事を書いた人

にゃこりん

にゃこりん 女性

2011年9月発症、2013年5月CIDPと診断。2021年10月Ivig終了。2022年7月寛解。2024年11月通院卒業。治療期間8年、発症から卒業までは13年。CIDPになって失ったもの、残っていたもの、新しく手に入れたもの……私の一部となったCIDPとともに、これからも私らしく生きていく。

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